実験について
長周期地震動の予測情報を提供する際の課題の抽出や利活用方法の検証を行うことを目的に、防災科研と気象庁は2017年度より実証実験を共同で実施しています。
この実証実験では、実験に参加される皆様が防災科研の開発した「長周期地震動モニタ」を御利用いただくことにより、地震が発生し緊急地震速報が発表された際に予想される長周期地震動階級等を即座に御覧いただけます。
2019年11月より「長周期地震動モニタ2019」をリリースし、皆様に御利用いただく実証実験の第3期を実施します。
「長周期地震動モニタ2019」では新たに「訓練モード」の機能を追加します。「訓練モード」では、各参加者が予め指定した時刻に大地震時の長周期地震動の予測・観測情報を提供します。これによりいつでも大地震時の揺れを長周期地震動モニタ上で再現でき、あたかも今地震が発生しているものとして取るべき対応の確認や検証を実時間で繰り返し実施できます。提供するデータは、平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震、平成28年(2016年)熊本地震、平成30年大阪府北部の地震、平成30年北海道胆振東部地震です。
また、2020年1月より、アンケート調査でご要望の多かった「緊急地震速報発表時のポップアップ通知機能」の追加を予定しております。
2017、2018年度の実証実験と同様に、参加者の皆様には予測情報の実際の利用方法や使いやすさなどに関するアンケート調査への御協力をお願いいたします。
<実証実験第3期について>
- 実験期間:2019年11月12日14時より2020年3月31日まで(予定)
- 参加募集人数:登録完了順に先着3,000名様
- 参加費無料
- 実験期間中に実施するアンケート調査へのご協力をお願いいたします
- 実験に参加するには、参加登録フォームより参加登録してください。登録されたメールアドレスには、防災科研・気象庁から各種連絡をすることがあります。
- 本実験には無償で参加できます。ただし、配信データを受信するための通信費等の費用は、参加者の負担となります。
- 実験で配信するデータは、媒体・形状を問わず再配布(二次配布)を禁止します。
長周期地震動についての詳細は、こちら(気象庁のページ)をご覧ください。
※本実験は、防災科研と気象庁が共同で実施している「多様なニーズに対応する予測情報検討WG」における「多様なニーズに対応する長周期地震動の予測情報に関する実証実験」の一環として実施します。
長周期地震動モニタ2019の概要
通常時(長周期地震動モニタ)
過去の大地震時の様子をご覧いただけます。(AVIファイル。再生ソフトが起動します)
訓練モード時(長周期地震動モニタ)
問い合わせ先
lmoni-exp@bosai.go.jp まで、メールでお問い合わせください。